ebm-papst社を訪問しました
この日、バイエルン州のLandshutにある「ebm-papst」という会社を訪問しました。
この会社はファンのメーカーで、空調などに使うファンを製造しています。ペレットストーブの排気ファンも製造していて、僕が知る限りほとんどの欧州製ペレットストーブに搭載されています。
隙間に「ebm-papst」と「Made in Germany」の印字があります。
日本製のペレットストーブはほとんど中国製の排気ファンを搭載していて、どうしてもそれなりの動作音がします。
ebm-papst社の担当者さんに、静かな理由を聞くと、品質はもちろん、クルマのエンジンと同じで、大きな排気ファンをゆっくり回せば静かになるよ、とのことだった。確かに、より静音性の高いペレットストーブに搭載されているebm-papst社製の排気ファンは、通常のものより少し大きい。
このモデルのもの。温風も出さないのでものすごく静か。
5ナンバーの車より排気量が大きい3ナンバーの車のエンジンのようなもの、ということなのかな。
自社のペレットストーブにも搭載したいけど、ebm-papst社は基本的にヨーロッパ向け230V、50Hz用の排気ファンしか作っていないので、日本のペレットストーブに搭載するには、基板とかで変圧しないといけない。
うーん、中国は220V、オーストラリアは220-240Vなんだから、ペレットストーブ自体は230V用で作って、日本に販売するときはトランスを付けて使用するという逆輸入バージョンの方が台数出るんじゃないの?と思ってしまった。
もう1点、ebm-papstは🇪🇺EUが目標としている省エネ性の高いDCモータにどんどんシフトしているけど、ペレットストーブ用の排気ファンについては、まだほとんどのメーカーがACモータで動かしているので、DCモーターで量産化するのはもう少し先とのこと。
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